最近、SNSの闇バイトサイトによって集められたと思われる者が、深夜に複数で窓ガラス等を破壊して住宅に押し入り、住民に暴行を加えて多額の金品を奪い取るという、極めて悪質な手口による強盗事件が多発しています。
事件の発生を受けて、全国の警察では犯人の検挙に向けて、全力で捜査に当たるとともに、広く国民に防犯情報を発信しており、防犯協会では今回、その内容を紹介しますので、各家庭において防犯対策を講じるうえでの参考にしてください。 (資料提供 警察庁)
<防犯情報>
1 就寝中はもちろん、在宅時も必ず施錠するなど、戸締りを徹底して下さい。
2 来訪者に対しては不用意に玄関ドアを開けず、ドアスコープやインターホンで相手を確認して下さい。
3 玄関ドアを開ける場合は完全に開放せず、ドアロックをしたまま対応して下さい。
4 外出先から帰宅した際には、家に入る前に背後や周囲に人がいないか確認して下さい。
5 電話等で家族構成、在宅状況、資産状況を聞かれても答えないで下さい。
6 自宅には必要以上の現金を置かないで下さい。
7 不審な影や音を感じた時は、ためらうことなく110番通報して下さい。
8 防犯性能の高い建物部品(錠、ドア、ガラス、シャッター等)を設置、活用して下さい。
9 防犯設備機器(防犯カメラ、フィルム、センサー付ライト、テレビ付インターホン等)を設置、活用して下さい。
10 「自分の家は大丈夫」は禁物です。常に緊張感を持って行動してください。
~ 犯人は犯行に及ぶ前に必ず「下見」をします。皆んなができる「ながら防犯」を推進しましょう ~
「ジョギングやウォーキングをしながら、犬の散歩をしながら、買い物をしながら、掃除をしながら不審者を発見する」、いわゆる「ながら防犯」の実践に努めましょう。
複数人がたむろして携帯電話で話し込んだり、ウロウロして他人の家をのぞき込むなど、不審な行動をしている人を見つけた時は、迷わず110番通報して下さい。
できることから実行し、犯罪のない明るく住みよい社会をつくりましょう。
(公財)宮城県暴力団追放推進センターと宮城県警察が主催し、宮城県等が後援した「第31回暴力団追放宮城県民大会」が、10月31日(木)、仙台市青葉区の電力ホールで開催されました。その内容を紹介します。
大会は「暴力団のいない安心で安全なまちづくり」を実現するため、県民の総意を結集して暴力団の追放に取り組むことを目的に、県内で暴力団の排除活動に取り組む対策協議会や自治体の関係者等約600人が参加して開催されたもので、(公社)宮城県防犯協会連合会から来賓として岡崎晃専務理事が出席しました。
大会では主催者を代表して、伊藤哲也宮城県副知事(県知事代理)と細田正宮城県警察本部長が挨拶し、続いて、来賓を代表して、八島利美宮城県議会文教警察委員長(県議会議長代理)と橋本啓一仙台市議会議長が祝辞を述べました。
続く表彰では、伊藤副知事と細田警察本部長から暴力追放活動に功労のあった団体と功労者に表彰状及び感謝状が贈られたのち、一般社団法人 生命保険協会宮城県協会の橋本潔事務局長が大会宣言を読み上げました。
その後、龍谷大学矯正・保護総合センター嘱託研究員の廣末登氏が「闇バイトに加入する若者と反社会的集団の実態」と題して特別講演を行い、最後に宮城県警察音楽隊による演奏会で閉会しました。
※ 第31回暴力団追放宮城県民大会の様子