(一社)宮城県タクシー協会(以下「県タクシー協会」)では、宮城県警察と協力し、増加する特殊詐欺被害を抑止するため、タクシーを利用する高齢者等に積極的に声掛けする取り組みを始めることを宣言しました。(「特殊詐欺対策強化宣言」)
「特殊詐欺対策強化宣言」は、宮城県警察と県タクシー協会が、昨今の特殊詐欺被害を現状を憂慮し、双方が協力して対策を強化するに当たり、その取組みを広く県民に表明するものですが、この取組みの式典が、11月18日(金)、関係者が出席して宮城県警察本部で行われました。
式典では、県タクシー協会の高沢雅哉会長が、特殊詐欺被害の抑止と犯人の早期検挙を実現するため、タクシー乗務員による「乗客への積極的な声掛け」「犯人と思われる者を発見した際の通報」「事業活動を通じた広報啓発」を積極的に行っていくことを宣言しましたが、(公社)宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)では、この活動に賛同し、取組みのシンボルとして、県タクシー協会に加盟する約3,300台のタクシーの車内に掲示する特殊詐欺対策啓発ステッカーを作成し、県防連の姉歯和郎会長から高沢会長に寄贈しました。
宮城県内では、10月末現在、283件、約4億5,000万円の特殊詐欺被害が発生していますが、式典に出席したドライバーは早速営業車両にステッカーを掲示し、特殊詐欺被害抑止に向けた決意を新たに出発していきました。
※ 写真上段左は高沢会長による宣言、右は姉歯会長からのステッカー贈呈
※ 写真下段左はタクシーの出発式、右はタクシー車内に掲示のステッカー
今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、角田地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
角田地区防犯協会連合会には角田市及び丸森町の一市一町に15の防犯協会が組織されていますが、各協会では、全国地域安全運動期間中、警察、自治体、町内会等の関係機関と連携し、防犯パトロールや安全安心のための広報啓発活動に取り組みました。
主な活動について写真で紹介します。
〇 角田警察署における出動式(写真左、女性警察官は角田・丸森防犯広報大使)及び角田地区防犯協会連合会長(角田市長)による夜間巡視督励(写真右)の様子
〇 角田防犯協会による広報啓発活動(写真左、女性警察官は角田・丸森防犯広報大使)及び枝野防犯協会による防犯パトロールの様子(同右)
〇 北郷(写真左)、西根(同右)の各防犯協会による防犯パトロールの様子
〇 丸森防犯協会による防犯パトロールの様子(写真左)及び金山防犯協会が発行した広報用チラシ(同右)
産経新聞社主催の第52回宮城県「県民の警察官」表彰式が、11月18日(金)、仙台市青葉区の「パレスへいあん」において行われました。
「県民の警察官」表彰は、日夜、公共の秩序の維持と社会正義の実現のために活躍している宮城県警察職員の勇敢な行動及び顕著な功績を顕彰するもので、県民に広く紹介することで、県民と警察のよりよき繋がりを通じて、明るい宮城県の実現を目指す事業です。
今年は石巻警察署地域課の松本賢二警部補(51歳)と交通機動隊の山川和弘巡査部長(54歳)の二人が「県民の警察官」に選ばれ、産経新聞社の白濱正三地方部長から二人に「県民の警察官章」が贈られました。
(公社)宮城県防犯協会連合会では長年、「県民の警察官」事業に協力しており、9月13日(火)に開催された選考委員会及び11月18日(金)の表彰式に、岡崎晃専務理事が出席しています。
県民の警察官の松本警部補(左)と山川巡査部長(右) (産経新聞より)