大崎東部地区防犯協会連合会高倉地区防犯協会では、農家を重点対象に防犯診断を実施したほか、竹ノ内・大江向防犯協会では、新興住宅地の世帯を重点対象に特殊詐欺抑止を特集した広報紙を発行しました。
その取組みについて紹介します。
〇 大崎東部地区防犯協会連合会高倉地区防犯協会の取組み
大崎東部地区防犯協会連合会の高倉地区防犯協会では、11月6日(日)、古川警察署と連携し、防犯実働隊と婦人部が中心となって、総勢34人で農家72戸を重点対象とした防犯診断を実施しました。
高倉地区には、大雨災害による被害復旧が未だ完了していない世帯があり、家屋のほかに無施錠の作業場、倉庫、農機具置場等への無断侵入、窃盗事案の発生が懸念されたことから、了承を得た農家に対して防犯診断を実施しました。
活動では事前に警察署員から防犯診断実施時の留意点について指導を受けたうえで、独自に作成した防犯診断表をチェックしながら、各世帯ごとに確認項目を点検し注意点を指導しましたが、住民との対面での活動は、防犯活動への理解と相互の信頼を高めるうえで、有意義な取組みとなりました。
〇 大崎東部地区防犯協会連合会竹ノ内・大江向防犯協会の取組み
大崎市古川竹ノ内・大江向地区では、地区住民の親睦を目的に「竹ノ内・大江向親和会」を組織し、毎月、広報紙を発行していますが、11月号では大崎東部地区防犯協会連合会竹ノ内・大江向防犯協会が編集の一部を担当し、古川警察署のアドバイスのもと、全国地域安全運動の取組結果報告のほか、特殊詐欺被害抑止や交通事故防止を呼び掛ける内容を掲載しました。
広報紙は同地区の約730世帯に配布されていますが、記事では「留守番電話や撃退機能付き電話機の有効活用」「夕暮れ時の事故防止、ラ・ラ・ラ運動」等について簡潔に説明しており、身近な事件・事故の防止に向けて、お年寄りから子どもまで認識をあらたにする契機となりました。
※ 写真左は大崎東部地区防犯協会連合会高倉地区防犯協会、右は竹ノ内・大江向防犯協会の取組み
今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、大崎西部部地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
〇 大崎西部地区防犯協会連合会による取組み
大崎西部地区防犯協会連合会では、10月12日(水)、鳴子警察署、大崎市鳴子総合支所及び岩出山総合支所と連携し、50人が出席して全国地域安全運動大崎西部地区大会及び防犯キャンペーンを実施しました。
地区大会は大崎市一栗体育館において開催し、防犯功労者の表彰、大会宣言等を行ったのち、岩出山武将隊「伊達者」の掛け声に合わせてパトカー、白バイ及び青色回転灯付き防犯パトロール車の出動式が行われました。
その後、「あ・ら・伊達な道の駅」において、全国地域安全運動を呼び掛けるのぼり旗を掲出し、道の駅の利用者等に対して、防犯グッズとチラシを配布しながら、特殊詐欺の被害抑止や少年の非行防止を呼び掛けました。
今回のキャンペーを実施した「あ・ら・伊達な道の駅」は、全国有数の集客数を誇る道の駅で、当日も多くの客が来場しており、防犯協会等による地域安全運動の取組みを多くの人にアピールすることができました。
※ 大崎西部地区防犯協会連合会による取組み
〇 大崎西部地区防犯協会連合会による東鳴子地域づくり委員会と連携した取組み
大崎西部地区防犯協会連合会では、10月18日(火)、防犯ボランティア 「東鳴子地域づくり委員会(以下「地域づくり委員会」)」及び鳴子警察署と連携し、防犯パトロール及びこどもの見守り活動を実施しました。
地域づくり委員会による防犯パトロールは、国の地域安全安心ステーション推進事業により無償貸与を受けたトライク(三輪車)を活用し、大崎市立鳴子小学校の児童の登校時間に合わせて通学路を重点に実施しました。
また、パトロール終了後、JR鳴子御殿湯駅において、列車通学している児童を対象に、列車の到着時刻に合わせて見守り活動を実施し、交通ルールの遵守や安全な列車の利用方法等を呼び掛けました。
※ 大崎西部地区防犯協会連合会の東鳴子地域づくり委員会と連携した取組み
〇 大崎西部地区防犯協会による東北舗道建設パトロール隊と連携した取組み
大崎西部地区防犯協会では、 東北舗道建設防犯パトロール隊(以下「パトロール隊」)と連携し、全国地域安全運動期間の10月11日から20日、地域住民に対する防犯広報活動を実施しました。
大崎市の東北舗道建設㈱では、防犯パトロール隊を組織し、防犯意識の向上に向けて地域住民に対して広報啓発活動を実施していますが、地域安全運動期間中、自社所有の掲示板にスペースを設けて、地域安全運動のスローガンやポスターを掲示したり、青色回転灯付き防犯パトロール車を活用して防犯パトロールを行って、交通安全の推進や不審者への注意喚起を呼び掛けました。
東鳴子地域づくり委員会や東北舗道建設パトロール隊等による地域ボランティア団体の地道な活動は、地域の安全安心まちづくり活動に対する住民の関心を高めるうえで、きわめて有意義なものとなりました。
※ 大崎西部地区防犯協会連合会の東北舗道建設パトロール隊と連携した取組み
今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、気仙沼地区防犯協会連合会山田、面瀬及び馬籠防犯協会の取組みについて紹介します。
〇 気仙沼地区防犯協会連合会山田、面瀬及び馬籠防犯協会の取組み
気仙沼地区防犯協会連合会の山田、面瀬及び馬籠防犯協会では、全国地域安全運動あ実施された10月11日から20日までの間、気仙沼警察署と連携し、地区防犯協会や防犯実働隊が中心となって、各種犯罪の抑止に向けた防犯パトロールを実施しました。
それぞれの防犯協会では、幹線道路の沿線や公園等に防犯用の横断幕を掲示し、通行人や公園利用者に積極的に声掛けを行って犯罪抑止を訴えたほか、ステッカーを掲示した車両に防犯活動用のベストと腕章を着用した会員が乗車し、地区の集落や金融機関の警戒を行うなど、いわゆる「見せる警戒」に重点を置いたパトロールを実施しました。
また、山田及び馬籠防犯協会では、夜間における犯罪の抑止に向けて夜間パトロールを実施し、防犯灯(外灯)の異状の有無について確認作業を行いました。
いずれの地区も、高齢者が多く生活しており、防犯協会の会員を中心とした昼夜を問わない活動は、地区住民に大きな安心感を与えるものとなりました。
※ 写真左から山田、面瀬及び馬籠防犯協会の取組みの様子