今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、岩沼地区、大河原地区及び白石地区の各防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
〇 岩沼地区防犯協会連合会の取組み
岩沼地区防犯協会連合会の増田地区、増田西地区、岩沼南地区及び岩沼北地区の各防犯協会では、10月14日(金)、岩沼警察署と連携し、七十七銀行増田支店、同名取西支店、仙台銀行名取支店、仙南信用金庫名取支店、宮城第一信用金庫名取支店、フレスコキクチ岩沼店及びヨークベニマル岩沼店の協力を得て、それぞれの店舗前において、特殊詐欺被害抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では「のぼり旗」を掲出し、参加者が店舗の利用者や通行人に対してチラシと防犯グッズを配布しながら特殊詐欺被害の現状について直接訴えたほか、「お金に絡む電話への冷静な対応」、「特殊詐欺撃退機能付き電話機の有効活用」等を呼び掛けました。
今回のキャンペーンは年金支給日に合わせ、銀行やスーパーマーケットを利用した高齢者を重点に実施したもので、チラシやグッズを受け取った人たちからは、「自分は大丈夫と思っていたが、騙されないように注意したい」との感想が聞かれるなど、特殊詐欺被害抑止に向けて有意義な活動となりました。
また、地域安全運動に先立ち、10月7日(金)、岩沼警察署で開催された出動式では、千貫地区防犯協会長に一日警察署長を委嘱し、参加者全員でパトロールに出発する警察車両や青色回転灯付き防犯パトロール車(以下「青パト」)を見送り、激励しました。
※ 写真は岩沼地区防犯協会連合会の取組みの様子
〇 大河原地区防犯協会連合会の取組み
大河原地区防犯協会連合会の柴田町防犯協会では、10月11日(火)、14日(金)、20日(木)、大河原警察署や仙台大学学生ボランティアと連携し、七十七銀行船岡支店、フレスコキクチ柴田店及びザ・ビッグ柴田店の協力を得て、それぞれの店舗前において、特殊詐欺及び女性・子供被害防止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では「のぼり旗」を掲出し、参加者が店舗の利用者や通行人に対してチラシと防犯グッズを配布しながら特殊詐欺被害や子ども女性が被害に遭う犯罪の現状について直接訴えたほか、「お金に絡む電話への冷静な対応」、「性的犯罪被害に遭わないための注意点」等を呼び掛けました。
10月11日(火)フレスコキクチ柴田店で実施された取組みには、少年健全育成ボランティア「ポラリス宮城」として活動している仙台大学の学生ボランティアが参加しましたが、大学生は今後もこうした活動への積極的参加を申し出るなど、地区防犯協会の活動に力強い仲間が加わりました。
※ 写真は大河原地区防犯協会連合会の取組みの様子
〇 白石地区防犯協会連合会の取組み
白石地区防犯協会連合会の白石、福岡、鎌先地区及び永野地区の各防犯協会では、10月11日(火)、12日(水)、14日(金)、20日(木)、白石警察署、白石地区少年補導員協会及び白石第二小学校の小学生ボランティアと連携し、七十七銀行白石支店、同蔵王支店、フレスコキクチ蔵王店、ヤマザワ白石北店及びヨークベニマル白石店の協力を得て、それぞれの店舗前において、特殊詐欺被害抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では「のぼり旗」を掲出し、参加者が店舗の利用者や通行人に対してチラシと防犯グッズを配布しながら特殊詐欺被害の現状について直接訴えたほか、「お金に絡む電話への冷静な対応」等を呼び掛けました。
11日(火)のヨークベニマル白石店での取組みには、白石第二小学校の児童生徒健全育成ボランティア「アルカス隊」が参加しましたが、チラシやグッズを受け取った人たちからは、「孫の世代の子どもたちも心配しているので、家族とこまめに連絡を取っていきたい」等の感想が聞かれ、特殊詐欺被害抑止に向けて有意義な活動となりました。
また、この取組みに先立ち、白石警察署で開催された出動式では、「アルカス隊」の隊長と副隊長の3人の小学生に一日警察署長及び一日警察官を委嘱し、参加者全員でパトロールに出発する警察車両や青パトを見送り、激励しました。
※ 写真は白石地区防犯協会連合会の取組みの様子