宮城県防犯協会連合会では、3月19日(月)、県警察本部会議室において、県防連と県警察により薬物乱用防止用資機材の「受渡式」を開催しました。式には、県防連からは姉歯会長以下3名、県警察からは、小野寺組織犯罪対策局長以下10名が出席し、銃器薬物対策課次長から本受渡式開催の経緯について説明があり、引き続き、県防連会長と組対局長の挨拶の後、県防連会長から組対局長に対し、のぼり旗等の広報資機材を手渡しました。県内の薬物情勢は、平成29年中に県内で薬物事犯により検挙された人員は、前年と比較して20%増加するなど、宮城県内においても薬物乱用問題は極めて深刻な状況にあり、さらに、最近は、若者を中心に安易な気持で薬物事犯を起こす傾向があり、今後、インターネット利用による薬物乱用の拡散も懸念される状況にあります。このような薬物乱用問題は国の存亡を脅かす重大な問題であることから、当県防連では、薬物乱用防止用広報資機材として「横断幕・のぼり旗、チラシ等」を作成し、これら資機材を有効活用しながら、官民一体となって、広く県民に「薬物の恐ろしさ」について広報啓発し、「薬物乱用を根絶する社会環境づくり」を推進していくこととしています。
宮城県防犯協会連合会では県警察と共催で、3月7日(水)、大河原町「えずこホール」において、仙南ブロックの地区防連会員や防犯指導隊員等を対象に「ホットスポットパトロール実践塾」を開催しました。 同実践塾は、仙南各地区防連防犯指導隊員や県防連、警察関係者、また、遠くは大崎西部地区や仙台北地区防連の関係者等約100名の出席の下に開催しました。実践塾では、犯罪社会学・警備保障論を専門とされている「仙台大学体育学部 田中 智仁準教授」を講師に招き、「日常に潜む犯罪の危険 ~街・家族・そして自分を守るために~」と題して、仙南各地区内の危険地域を写真で取上げ、危険箇所(ホットスポット)の選定、着眼点、パトロ-ルの実施方法等を個々具体的に講義を受けました。本実践塾は、今回初めての開催で、侵入犯罪や子ども女性の性犯罪等の被害防止に向けての基本的な活動である防犯パトロールのレベルアップを図ることを目的とし、開催したものです。当県防連と県警察では、今後とも県内各ブロック毎に本実践塾を開催することとしていますので、多数の方々の出席をお願いします。
大崎東部地区防犯協会連合会では、警察署と連携し、2月24日(土)大崎三本木総合支所において大崎市社会福祉協議会三本木支所が開催した「三本木福祉のつどい」において特殊詐欺被害防止講話を実施しました。同つどいは、三本木地区の高齢者を対象として、園芸品展示や舞踏民謡の発表などが行われるもので、参加した高齢者を対象に特殊詐欺の被害防止を呼びかけたものです。講話は、参加した高齢者約200名に対し、前半は、生活安全課員による還付金詐欺を題材とした寸劇を行い、後半は、生活安全課長による講話を実施し、管内における被害状況等を説明した後、「皆さんも方言を使って被害を防ぎましょう」などと、方言による被害防止を呼びかけました。講話終了後は、大崎東部地区防犯協会連合会長の呼び掛けで、参加者による「特殊詐欺だまされねっちゃ宣言」を行い、参加者一同で特殊詐欺被害撲滅を誓い合いました。
登米地区防犯協会連合会では、2月23日(金)、登米地区防犯協会が中心となり、登米小学校と登米中学校全校児童生徒330人に対し、防犯グッズ等を贈呈しました。防犯グッズの贈呈は、登米地区防犯協会が毎年行っているもので、当日は、防犯協会長や警察署員等が登米小学校を訪れ、校長室において代表児童2名に対し、「事件事故にあわないよう安全に気を付けながら、しっかりと勉強して下さい。」と言葉をかけ、「防犯ブザー」や「いかのおすしホイッスル」、インターネット安全利用標語「じょいふるクリアファイル」等を手渡しました。受け取った児童は、大きな声でお礼を述べ、「事件事故に巻き込まれないように気を付けて生活します。」と話すなど、児童生徒に対する防犯意識の高揚につながったものと確信しました。
仙台東地区防犯協会連合会では、警察署と連携し、2月21日(水)、協会員や警察署員と警察本部の見学や講師を招いての講演など移動研修会を実施しました。研修会は、協会員と警察署担当者等40名が参加し、警察本部の通信指令室等を見学後、仙台市青葉区「パレス宮城野」に会場を移し、同所において、警察本部生活安全企画課の課長補佐を講師に招き、「県内の犯罪情勢等」について講演を頂き、その後、防犯活動に関するDVDを上映、パワーポイントにより各単協の活動紹介を行いました。
研修会終了後は、警察署員も参加して懇親会を開催し、協会員との懇親を深めると共に、今後の防犯活動について意見交換を行いました。参加者からは、「始めて警察本部を見学するなど、良い経験ができました。」などの声が聞かれるなど、有意義な研修会となりました。