開会式の状況
平成26年10月17日、宮城県警察学校(名取市愛島)において、第24回宮城県防犯診断競技大会が開催されました。
大会は、宮城県防犯協会連合会・宮城県警察が主催、宮城県防犯設備士協会・宮城県防犯指導隊連絡協議会が後援となって、今回で24回を迎えています。
防犯診断は、空き巣などの侵入窃盗を防止することは勿論、地域の皆さんとコミュニケーションを図りながら、犯罪情勢や効果的な防犯対策を説明するなど、防犯意識の普及・浸透にも大きく寄与しており、極めて有効な防犯活動になっております。
県下24地区の防犯協会から選出された防犯指導隊(実働隊)員2名1組の24チームで競われました。
競技は、一般家庭を巡回しながら、家屋の外周や施錠の状況、駐輪自転車の状況等を確認して防犯診断するとともに、地域の犯罪状況や防犯上の注意事項等を理解しやすく家人に説明するもので、各チームともこれまでの知識・技能を遺憾なく発揮し、いずれも甲乙付け難いレベルの高い競技大会となりました。
競技の結果は、優勝が仙台中央地区チーム(東二番丁防犯・交通安全協会)、準優勝が塩釜地区チーム(七ヶ浜町防犯協会湊浜支部)、第3位が黒川地区チーム(大衡村防犯協会婦人部)、第4位河北地区チーム(雄勝地区防犯実働隊)、第5位が大河原地区チーム(柴田町防犯実動隊)となりました。
【訪問時の状況】 【自転車の防犯診断状況】 【家屋の防犯診断状況】
会場の状況
平成26年10月10日、パレス宮城野(仙台市青葉区)において、平成26年全国地域安全運動宮城県大会が開催されました。
全国地域安全運動が10月11日から10月20日までの10日間開催されるのに伴い、宮城県防犯協会連合会、宮城県、宮城県警察の共催により、防犯関係者約200人が出席して行われました。
大会では、宮城県防犯協会連合会の井上会長が「地域の安全に関わる多くの県民の方々や警察、自治体など関係機関・諸団体との連携を一層密にしながら、防犯の基本理念である「自らの安全は自ら守る」「地域の安全は地域で守る」という防犯意識の普及促進を図るとともに、地域安全運動のより一層の拡大と充実に取り組んで参りたい。全国地域安全運動が明日11日から展開されますが、多くの県民の共感と参加のもと、真に実効あるものとして地域の実情に応じた活動を展開していただきたい」旨、宮城県知事の代理として三浦副知事は「犯罪のない宮城の実現には、警察や行政のみならず様々な関係機関、県民、事業者の皆さんと一緒に県民運動として展開していくことが大切であります。本日お集まりの皆さんの力添えを頂きながら安全・安心まちづくり活動が県内各地で展開されるよう県民の気運醸成を図って参りたいので今後とも協力をお願いしたい」旨、宮城県警察の横内本部長は「全国地域安全運動が10月11日から展開されますが、警察として、県民へのタイムリーな防犯情報の提供、パトロールの強化などを一層強化し犯罪の抑止と検挙に全力で取り組むこととしている。皆様におかれても、それぞれの活動地域において住民や関係機関・団体、警察などと連携しながら活動重点に基づく各種活動を展開されるようお願いしたい」旨の挨拶がなされました。また、来賓を代表して、宮城県公安委員会の相澤公安委員から「犯罪から県民を守るための取り組みを県公安委員会としてもなお一層推進してまいりますので、皆様方におかれてもこれまで培ってこられた知識と経験を生かして自主防犯活動の促進と発展に引き続きご尽力をお願いしたい」旨の祝辞が述べられました。
その後、防犯功労者、優良防犯団体及び防犯作文・ポスターコンクール入賞者等に対する表彰がなされるとともに、さらに、宮城県防犯指導隊連絡協議会の平塚会長から、「「みんなの『みやぎ』安全・安心まちづくり」を合い言葉に、安全で安心して生活できる地域社会を実現するため、一層努力していく」旨の大会宣言がなされ、満場一致で採択されました。
引き続き、第2部では、「気軽にできる地域の防犯活動」と題して仙台大学講師の田中智仁氏による記念講演がなされるとともに、白石市在住のシンガーソングライターの佐藤美佐子氏のミニコンサートが行われ、盛況のうちに大会は閉会しました。
防犯功労者等の表彰 田中氏の講演 佐藤氏のミニコンサート
贈る鉢花の前で
大崎市高倉地区では、高齢者を犯罪から守る対策として、平成14年から、大崎東部地区防犯協会連合会と民生児童委員の協働活動の一つとして、同地区の独り暮らし世帯、高齢者世帯に鉢花を贈りながら犯罪や事故に遭わないよう声掛けを行う「防犯友愛活動」を行っています。
本年も9月17日に、大崎東部地区防犯協会連合会、高倉地区防犯協会、高倉地区民生児童委員、大崎市社会福祉協議会の皆さんが「防犯友愛活動」を行いました。
訪問は、独り暮らし世帯、高齢者世帯を対象に、鉢花とともに振り込め詐欺防止のチラシと「防犯たまご」(生卵4個入)を一人一人に声を掛けながら手渡し、犯罪の被害防止等を訴えました。
訪問した高齢者等からは「一人不安な時もありますが、皆さんに来ていただいて心強いです」「この防犯たまごを食べて被害に遭わないよう力をつけます」などの感謝の声も聞かれ、防犯意識の高揚が図られました。
受賞した松川氏(右)と三浦氏(左)
平成26年9月25日、明治記念館(東京都港区)において、全国地域安全運動中央大会(主催:公益財団法人全国防犯協会連合会・警察庁)が開催されました。
席上、宮城県から防犯功労者(防犯栄誉金章)として松川榮光氏(78歳)と平塚和彦氏(69歳)が、また、防犯ボランティア団体(社会安全貢献賞)として「宮城県麺類飲食業生活衛生同業組合迫支部(代表者三浦義明氏)」がそれぞれ警察庁長官・公益財団法人全国防犯協会連合会長の連名表彰を受けられました。
松川榮光氏は、50年の長きにわたり石巻市防犯協会連合会石巻支部山の手分会防犯実働隊に携わってこられ、現在、山の手分会防犯実働隊長を務められており、これまでの防犯パトロール、防犯診断、高齢者訪問などの地域の安全・安心のための自主防犯活動を積極的に推進した功労が認められました。
平塚和彦氏は、国分町防犯協会に入会して以来、46年の長きにわたり防犯活動に携わってこられ、現在は、宮城県防犯指導隊連絡協議会長を務められ、これまでの防犯パトロール、防犯診断、環境浄化活動などの地域の安全・安心のための自主防犯活動を積極的に推進した功労が認められました。
「宮城県麺類飲食業生活衛生同業組合迫支部(代表者三浦義明氏)」は、昭和33年に結成され、町内の防犯パトロールや各種犯罪被害防止を図るため、広報チラシの作成等の広報啓発活動を実施するとともに、平成10年からは加盟店全店が協力して季節毎の地域安全運動の推進や回色回転灯装備車での巡回パトロールを行うなど、地域の安全・安心を実現するための活動に尽力した功労が認められました。