大崎東部地区防犯協会連合会傘下の長岡地区防犯協会では、13年前から地域における連帯感の醸成と防犯意識の高揚を図る活動の一環として、長岡小学校校門前や通学路において登校中の児童や通行人に対し「朝の挨拶・見守り活動」を実施しています。本年は、5月に新潟県内において小学2年の女子児童が下校途中に連れ去られ、殺害されるという「痛ましい事件」が発生したこともあり、「地域の子ども達は地域で守る」との防犯意識の下に、6月12日(火)、防犯協会や警察、少年補導員、PTA等約30名が参加し、参加者らは、「子ども達の被害防止・安全確保」に向け、防犯活動用のジャンパーを着用し、「のぼり旗」を掲げ、小学校の校門前や通学路において、登校中の児童や通行人一人一人に「挨拶と声がけ」を実施しました。
仙台東地区防犯協会連合会では、警察署や「卸町地区安全安心街づくりの会」と連携し、6月18日(月)、安全安心街づくり活動の一環として、卸町地区において防犯キャンペーンや防犯パレードを実施しました。同キャンペーン等は、地区防連や安全安心街づくりの会等から約80名が参加し、「安全安心街づくり」や「特殊詐欺に注意」等ののぼり旗を掲げ、仙台市営地下鉄卸町駅出入口において、利用客を対象に防犯広報用チラシや防犯グッズを配布し、少年非行防止や特殊詐欺等各種犯罪被害防止を呼びかけました。また、デイリーヤマザキ仙台卸町二丁目店を発着として、横断幕やのぼり旗を掲げながらパレードを実施し、犯罪のない安全で安心して暮らせる社会の実現を呼びかけました。通行人や駅利用者からは「ご苦労様です、被害にあわないよう気を付けます」等といった声が聞かれました。
石巻地区防犯協会連合会傘下の東松島市防犯協会では、増加傾向にある振り込め詐欺等特殊詐欺の被害を防止するため、年金支給日である6月15日(金)七十七銀行矢本支店において「特殊詐欺被害防止キャンペーン」を実施しました。キャンペーンは、東松島市防犯協会防犯実働隊や警察署員等が参加し、同店利用客を対象に広報用チラシや防犯グッズを配布を配布しながら一人一人に声をかけ、被害防止を呼びかけました。
加美地区防犯協会連合会では、警察や自治体、タクシー協会等と連携し、住民バスやタクシーの利用客を対象に特殊詐欺の手口等を広報啓発し被害防止を図るため、5月24日(木)、加美警察署において、宮城県タクシー協会大崎支部加美支会と住民バスを運行する加美・色麻両町に対し広報用ステッカーと防犯グッズの贈呈式を行いました。加美地区防連では、比較的高齢者の利用が多い住民バスとタクシーの交通機関に着目し、利用客に被害防止を呼びかけるため、住民バス用として加美・色麻両町にステッカー60枚、加美地区の6社が加盟する県タクシー協会大崎支部加美支会にポケットテッシュ2,000個贈呈したものです。贈呈式では、警察署長から「タクシーや住民バスの利用者は高齢者が多い、注意喚起に協力して欲しい」とあいさつし、タクシー協会加美支会の会長は「テッシュを渡しながら注意を呼びかけていきたい」と語っていました。
黒川地区防犯協会連合会では、傘下の大郷町防犯協会や大和警察署、大郷よくし隊(大郷中学校アルカス)と連携し、5月13日(日)、道の駅おおさとで開催された「B級グルメグランプリ」の会場において、関係者20名が参加し、のぼり旗を掲げるなどして「特殊詐欺被害防止やインターネット安全利用」を呼びかける「防犯キャンペーン」を実施しました。
キャンペーンでは、来場者約300名に対し、防犯広報用チラシや啓発用防犯グッズ、さらに、大郷中学校花いっぱいプロジェクトが育てた「花の種」を配布しながら、高齢者等には「振り込め詐欺等の特殊詐欺被害防止」、子供達には「インターネットの安全利用」等について呼び掛けを行いました。来場者は、生徒達の熱心な説明に耳を傾けてチラシ等を受け取っており、有意義なキャンペーンとなりました。
古川警察署管内では、刑法犯認知件数が平成13年のピーク時から一貫して減少していますが、刑法犯認知件数の50%以上を占める窃盗犯のうち、自転車盗が約20%と高い水準で発生していることから、警察署では、平成30年の重点抑止犯罪の1つに「自転車盗」を選定し、被害防止対策を進めています。 管内では、特にJR各駅駐輪場において盗難被害が後を絶たず、平成27年には、JR古川駅駐輪場に「防犯カメラ」を設置したところ、被害が大幅に減少し、大きな効果が見られたことから、古川駅に次いで盗難被害の多い「JR鹿島台駅駐輪場」に防犯カメラを設置すべく、関係機関・団体に働きかけを行ってきました。その結果、「鹿島台地域防犯協会」において、同駐輪場に「簡易防犯カメラ」を設置することとし、5月25日から運用することとなったものです。そこで大崎東部地区防連では、5月25日(金)、当地区防連や鹿島台地域防犯協会、警察署、大崎市、JR東日本等関係者約40名出席の下「運用開始式」を開催し、終了後は、同駐輪場周辺において「被害防止キャンペーン」を実施しました。なお、設置したカメラは、単独稼働可能なタイプで、月に1回程度バッテリー及びSDカードを交換して運用するもので、今後、被害防止に向けて大きな効果が期待されています。
大崎東部地区防犯協会連合会では、古川警察署と連携し、5月15日(火)、大崎市立ゆめのさと幼稚園において、警察官を不審者役として職員を対象とした対応訓練及び園児の避難訓練を実施しました。訓練は、園内に侵入しようとする不審者に対し、職員が落ち着かせながら来園理由等を質問し、他の職員が110番通報を行いました。その間、園児の避難誘導を行い、駆けつけた駐在所員が不審者を確保しました。訓練終了後は、園児に対し「いかのおすし」防犯教室を実施し、教職員に対しては、刺す股の使用訓練と護身術の訓練を実施しました。園児からは「怖い人がいたら逃げます」、職員からは「急にナイフを出されてどうしたらいいか分からなかった、不断から安全について考えていきたい」などの声が寄せられました。
仙台南地区防犯協会連合会傘下の山田防犯協会では、仙台南警察署や太白区役所等と連携し、春の地域安全運動の一環として「上野山市民まつり」会場において「特殊詐欺等被害防止キャンペーン」を実施しました。キャンペーンの実施に当たっては、事前に警察署生活安全課や山田交番、太白区役所と打合せを行い、春の地域安全運動期間中の5月13日(日)、防犯指導隊や防犯女性部、町内会役員等20名が参加して実施しました。当日は、地域内外からの多数の祭り客を対象に、防犯チラシや防犯グッズを配布し、特殊詐欺や街頭犯罪の被害防止を呼びかけました。祭り客からは、「特殊詐欺にも色々な手口があるんですね、被害にあわないように気を付けます」などの声が寄せられるなど、有意義なキャンペーンとなりました。
仙台南地区防犯協会連合会傘下の南材地区防犯協会では、同地区防犯協会員をはじめ、警察署や区役所、地域団体等から約60名が参加し、5月8日(火)、南材木町小学校「学区全域」において、特殊詐欺の被害防止に向けた街頭パレードや「不法チラシの撤去やゴミ拾い」等の環境美化活動を実施しました。同活動は、南材地区安全安心推進会議(南材地区町内会)の主催で、南材コミュニティセンターを起点に3班(各20名)に分かれ、それぞれ学区内を街頭パレードし、犯罪被害の防止等を呼びかけ、さらに、不法チラシの撤去やゴミ拾い等の環境美化活動を実施したものです。
これまでの継続した活動により、ゴミの量は少なくなり、環境的にもきれいな状態となり、また、特殊詐欺の被害防止に関しても大きな効果が得られるものと期待しています。
気仙沼地区防犯協会連合会傘下の魚町・北・中央・三八沢田の4つの防犯協会で組織する「気仙沼ぼうはんセンター運営委員会」では、東日本大震災の津波で流失し、閉所していた「気仙沼ぼうはんセンター」を再建し、5月15日(火)、気仙沼市役所において、気仙沼市長をはじめ気仙沼警察署長等関係者70名の出席の下、開所式を開催しました。民間交番としての同センターは、2003年に一番街商店街の空き店舗を借り受けて開所し、魚町・北・中央・三八沢田の4つの防犯協会のパトロールの拠点や防犯相談窓口などとして広く地域住民に親しまれていました。しかし、2011年の東日本大震災の津波で拠点施設が流失したため、やむなく閉所していましたが、「運営委員会」がセンターの再建先を探していたところ、南町交番が仮設庁舎として使用していたコンテナハウスを転用することとし、7年ぶりに復活することとなったものです。開所式では、北防犯協会の鈴木隊長が「新たな拠点で隊員一同団結し、犯罪のない明るい地域社会づくりに邁進します」と決意表明し、運営委員会の千葉会長は「探し続けていた拠点がようやく見つかった、安心して暮らせる地域づくりに貢献したい」と心を新たにしていました。