今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、若林区防犯協会連合会七郷防犯・防災協会及び南材地区防犯協会の取組みについて紹介します。
〇 若林区防犯協会連合会七郷防犯・防災協会の取組み
若林区防犯協会連合会の七郷防犯・防災協会では、10月14日(金)、若林警察署、七郷地区町内会と連携し、女性部と防犯実働隊が中心となり、22人が参加してコープ荒井店において特殊詐欺被害抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では、事前に七郷地区の26町内会、約5,000世帯にキャンペーン実施の呼び掛けを行い、当日は店舗前に横断幕とのぼり旗を掲出し、来店者にチラシと防犯グッズを配布して特殊詐欺被害の抑止を訴えました。
今回は年金支給日に合わせて実施したものですが、荒井地区には東日本大震災で被災した多くの高齢者が、災害公営住宅等で生活していることから、こうした方々を重点に被害の防止を呼び掛けました。
キャンペーンは防犯協会の女性部員や町内会の人たちが対面で被害防止を呼び掛けたもので、チラシを受け取った高齢者から「自分は大丈夫と思っていたが、騙されないように注意したい」等の感想が聞かれるなど、有意義な活動となりました。
※ 七郷防犯・防災協会の取組みの様子
〇 若林区防犯協会連合会南材地区防犯協会の取組み
若林区防犯協会連合会の南材地区防犯協会では、10月19日(水)、若林警察署、若林区役所、南材地区町内会及び弘進ゴム(株)と連携し、女性部と防犯指導隊が中心となり、63人が参加して各種犯罪の抑止に向けた町内の防犯パトロールを実施しました。
活動は約20人づつ3班に分かれ、特殊詐欺抑止を呼び掛ける横断幕とのぼり旗を掲出し、通行人に対して、チラシを配布しながら特殊詐欺被害抑止の留意点等について訴えたほか、「きれいな街には犯罪が起こりにくい」との理念から、路上ごみの回収を行うなど、環境美化活動を実施しました。
環境美化活動は、地元の八軒中学校の生徒ボランティア「アルカス」も積極的に取り組んでおり、南材地区防犯協会では、今後も犯罪抑止に向けて連携して取り組んでいくこととしています。
※ 南材地区防犯協会の取組みの様子