今年も10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されました。期間中、県内各地区の防犯協会連合会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回はそのうち、仙台北地区防犯協会連合会八幡・国見・貝ケ森地区、作並地区、宮町地区及び桜ケ丘地区の各防犯協会の取組みについて紹介します。
〇 仙台北地区防犯協会連合会八幡・国見・貝ケ森地区の各防犯協会の取組み
仙台北地区防犯協会連合会の八幡・国見・貝ケ森地区防犯協会では、10月11日(火)、夜間における犯罪防止に向けた防犯パトロールを実施しました。
活動では、参加者が揃いのジャンパーを着用し、通行人に対して明るい場所の通行や早期帰宅を促したほか、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに立ち寄り、店の管理者や買い物客に夜間における防犯体制の強化等について要請を行いました。
この日の活動には21人が参加しましたが、防犯協会の会員による呼び掛けに、住民からは「夜間にこうしたパトロールを実施してもらえることは、安全安心な街づくりをアピールする上で、とてもありがたい」等の感想が聞かれ、各種犯罪の抑止に向けて有意義な活動となりました。
※ 八幡・国見・貝ケ森地区の各防犯協会の取組みの様子
〇 仙台北地区防犯協会連合会作並地区防犯協会の取組み
仙台北地区防犯協会連合会の作並地区防犯協会では、10月14日(金)及び16日(日)、仙台北警察署と連携し、作並郵便局、熊ヶ根郵便局及び湯のまち作並観光交流館「ラサンタ」において、特殊詐欺被害抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では、それぞれ特殊詐欺被害抑止を訴える「のぼり旗」を掲出し、参加者が来所、来館者に対して、チラシと防犯グッズを配布しながら、特殊詐欺被害の防止を呼び掛けました。
また、14日(金)のキャンペーンは年金支給日に合わせ、金融機関(郵便局)を利用した高齢者を重点に実施したもので、チラシやグッズを受け取った人たちからは、「自分は大丈夫だと思っていましたが、しっかり注意してやっていきます」との感想が聞かれるなど、特殊詐欺被害抑止に向けて有意義な活動となりました。
※ 作並地区防犯協会の取組みの様子
〇 仙台北地区防犯協会連合会宮町地区防犯協会の取組み
仙台北地区防犯協会連合会の宮町地区防犯協会では、10月18日(火)、仙台北警察署及びセキスイハイム東北仙台支店と連携し、宮町地区の主要交差点3か所において、特殊詐欺被害及び街頭犯罪防止に向けた防犯キャンペーンを実施したほか、青色回転灯付き防犯パトロール車(以下「青パト」)を活用して、宮町通りの防犯パトロールを行いました。
主要交差点での活動では、特殊詐欺被害抑止を訴える「のぼり旗」を掲出し、参加者が通行人に対してチラシと防犯グッズを配布しながら、特殊詐欺被害の防止について呼び掛けたほか、防犯パトロールでは青パトの車載スピーカーを活用し、警察署からの指導に基づき、街頭犯罪から身を守る際の留意点等について広報を行いました。
この日の活動には30人が参加しましたが、防犯協会の会員による呼び掛けに、チラシやグッズを受け取った人たちからは、「自分たちも安全安心な街づくりに協力していきたい」等の感想が聞かれ、各種犯罪の抑止に向けて有意義な活動となりました。
※ 宮町地区防犯協会の取組みの様子
〇 仙台北地区防犯協会連合会桜ケ丘地区防犯協会の取組み
仙台北地区防犯協会の桜ケ丘地区防犯協会では、10月18日(火)、仙台北警察署及び大学生ボランティアと連携し、宮城学院女子大学正門前において、性犯罪被害防止等に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
活動では、全国地域安全運動の啓発用横断幕や性犯罪防止を呼び掛ける「のぼり旗」を掲出し、同大学の学生に対してチラシと防犯グッズを配布しながら、女性が被害に遭う犯罪の現状について説明し、痴漢被害等性的犯罪被害に遭わないための注意点について訴えました。
今回の取組みには、「Team ZERO」として活動している東北福祉大学の学生ボランティアが参加しましたが、ボランティアの大学生は「今後も同年代の女子大学生に積極的に働きかけを行い、性犯罪の被害防止に貢献したい」と話すなど、こうした活動への積極的な参加を申し出ていました。
※ 桜ケ丘地区防犯協会の取組みの様子