年頭のご挨拶
公益社団法人 宮城県防犯協会連合会
会 長 姉歯 和郎
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、昨年は公益社団法人 宮城県防犯協会連合会(県防連)の事業運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の法的な分類が、第5類に移行になってから1年8か月余が経過し、社会全体が感染拡大前の生活に戻りつつある中、昨今の治安情勢を見ますと、全国的には首都圏を中心にSNSの闇バイトサイトで集められた匿名流動型グループによる特殊詐欺や強盗等、違法且つ凶悪な事件が連続して発生し、全国への波及が懸念されているほか、県内においては、刑法犯の認知件数が2年続けて1万件を超え、中でも高齢者を狙った特殊詐欺や女性、子どもを対象とした悪質犯罪が後を絶たず、さらには、地域における相互の関わりの希薄化といった社会構造の変化が、県民生活の安全・安心に大きな影響を及ぼしている現状にあります。
こうした中で、皆様には防犯キャンペーンやパトロール活動等をはじめとする地域安全運動を積極的に推進していただき、犯罪の未然防止及び抑止に大きな成果を上げてこられたところですが、県防連といたしましても、引き続き、警察、自治体さらには県内各地区の防犯協会等と連携しながら、防犯意識の普及と地域安全運動の拡大充実に努め、安全で安心な「みやぎ」の実現に向けて、なお一層、尽力して参りたいと考えておりますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げる次第です。
むすびに、皆様の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
防犯マスコット 「C P く ん」
~ 犯罪のない明るく住みよい「みやぎ」のために ~
宮城県警察本部では、年末・年始期間中に発生が懸念される各種犯罪や事故の未然防止を目的として、 12月20日(金)、仙台市青葉区の元鍛冶丁公園において特別警戒取締りの出発式及び一番町、国分町地区においてパレード等を実施しました。
この行事には、関係機関・団体から約70人が参加し、(公社)宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)から、来賓として姉歯和郎会長が出席しました。
出発式では、主催者の細田正警察本部長が挨拶し、続いて、来賓を代表して村井嘉浩宮城県知事(代理 小林徳光副知事)、郡和子仙台市長が祝辞を述べた後、参加者は奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」の音頭により、一番町及び国分町地区の視察を兼ねたパレードに出発し、通行人に対して「年末年始における安全で安心な街づくり」を呼びかけました。
パレード終了後、警察本部長と来賓の副知事、仙台市長、公安委員長及び県防連会長は仙台中央警察署国分町交番を訪問し、代表して佐藤勘三郎公安委員長が勤務の警察官に激励の挨拶を行いました。
※ 写真左から郡仙台市長の挨拶、伊達武将隊の出発合図、参加者によるパレード
宮城県防犯協会連合会は、年末年始に伴い
令和6年12月27日(金)から令和7年1月5日(日)まで
事務局業務(自転車防犯登録業務及び風俗環境浄化協会業務を含む)を休止します。
令和7年1月6日(月)から通常業務となります。
令和6年12月20日
公益社団法人 宮城県防犯協会連合会
宮城県風俗環境浄化協会(以下「県風俗環境浄化協会」)は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」)の規定に基づき、風俗営業(接待飲食等営業)に従事する管理者を集め、令和6年度第6回風俗営業管理者講習会(以下「管理者講習会」)を開催しました。その内容について紹介します。
宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)は風営適正化法の規定に基づき、宮城県公安委員会から風俗環境浄化協会の指定を受け、風俗環境の浄化並びに健全育成に向けた事業を行っていますが、その一環として、12月4日(水)、仙台市青葉区の戦災復興記念館において管理者講習会を開催しました。
講習会には、仙台市をはじめ仙南地区、大崎地区等において接待飲食業を営む店舗の管理者47人が出席し、はじめに県風俗環境浄化協会(県防連)の専務理事が風俗営業管理者制度について説明したのち、宮城県警察本部生活安全企画課、(公財)宮城県暴力団追放推進センター、県風俗環境浄化協会及び宮城労働基準監督署の担当者が、それぞれ「適切な風俗営業」、「暴力団の壊滅」、「管理者業務の実施要領」及び「風俗営業における労働基準法のポイント」について講義を行いました。
風俗営業に従事する管理者は、風営適正化法の規定により、概ね3年に1回、管理者講習を受講することが義務付けられており、出席者は風俗営業を取り巻く最新の情勢や留意事項を知ることで、健全営業に向けた認識を新たにしていました。
県風俗環境浄化協会では、本年度、県内で7回の管理者講習会を計画しており、本年度最後の講習会は、令和7年2月26日(水)、今回と同じ、仙台市青葉区の戦災復興記念館において開催する予定です。
管理者講習会に関する問い合わせは、県風俗環境浄化協会(県防連、TEL022-355-7401)までお願いします。
※ 講習会の様子
宮城県風俗環境浄化協会(以下「県風俗環境浄化協会」)は11月6日(水)、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」)に基づき、仙台市において、風俗営業管理者36人が出席し、令和6年度第5回風俗営業管理者講習会(以下「管理者講習会」)を開催しました。その内容について紹介します。
宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)は風営適正化法の規定に基づき、宮城県公安委員会から風俗環境浄化協会の指定を受け、風俗環境の浄化並びに健全育成に向けた事業を行っていますが、その一環として、11月6日(水)、仙台市青葉区の戦災復興記念館において管理者講習会を開催しました。
講習会には、主に仙台市及びその周辺市町で遊技業(パチンコ店)を運営する店舗の管理者36人が出席し、はじめに風俗環境浄化協会(県防連)の専務理事が「風俗営業管理者制度の概要」について説明したのち、宮城県警察本部生活安全企画課、(公財)宮城県暴力団追放推進センター及び県風俗環境浄化協会の担当者がそれぞれ「適切な風俗営業について」「暴力団の壊滅に向けて」「管理者業務の実施要領について」と題して講義を行いました。
風俗営業の管理者は風営適正化法の規定により、概ね3年に1回、管理者講習を受講することが義務付けられており、出席者は風俗営業所における管理者としての留意事項や最新の暴力団情勢を知ることで、風俗営業に対する認識を新たにしていました。
なお、県風俗環境浄化協会では本年度、県内で7回の管理者講習を計画しており、次回(第6回)は12月4日(水)、今回と同じ仙台市の戦災復興記念館において、主に仙台市内で接待営業を営む店舗の管理者を対象に実施する予定です。
管理者講習会に関するお問い合わせは、県風俗環境浄化協会(県防連、TEL022-355-7401)までお願いします。
※ 第5回管理者講習会の様子
最近、SNSの闇バイトサイトによって集められたと思われる者が、深夜に複数で窓ガラス等を破壊して住宅に押し入り、住民に暴行を加えて多額の金品を奪い取るという、極めて悪質な手口による強盗事件が多発しています。
事件の発生を受けて、全国の警察では犯人の検挙に向けて、全力で捜査に当たるとともに、広く国民に防犯情報を発信しており、防犯協会では今回、その内容を紹介しますので、各家庭において防犯対策を講じるうえでの参考にしてください。 (資料提供 警察庁)
<防犯情報>
1 就寝中はもちろん、在宅時も必ず施錠するなど、戸締りを徹底して下さい。
2 来訪者に対しては不用意に玄関ドアを開けず、ドアスコープやインターホンで相手を確認して下さい。
3 玄関ドアを開ける場合は完全に開放せず、ドアロックをしたまま対応して下さい。
4 外出先から帰宅した際には、家に入る前に背後や周囲に人がいないか確認して下さい。
5 電話等で家族構成、在宅状況、資産状況を聞かれても答えないで下さい。
6 自宅には必要以上の現金を置かないで下さい。
7 不審な影や音を感じた時は、ためらうことなく110番通報して下さい。
8 防犯性能の高い建物部品(錠、ドア、ガラス、シャッター等)を設置、活用して下さい。
9 防犯設備機器(防犯カメラ、フィルム、センサー付ライト、テレビ付インターホン等)を設置、活用して下さい。
10 「自分の家は大丈夫」は禁物です。常に緊張感を持って行動してください。
~ 犯人は犯行に及ぶ前に必ず「下見」をします。皆んなができる「ながら防犯」を推進しましょう ~
「ジョギングやウォーキングをしながら、犬の散歩をしながら、買い物をしながら、掃除をしながら不審者を発見する」、いわゆる「ながら防犯」の実践に努めましょう。
複数人がたむろして携帯電話で話し込んだり、ウロウロして他人の家をのぞき込むなど、不審な行動をしている人を見つけた時は、迷わず110番通報して下さい。
できることから実行し、犯罪のない明るく住みよい社会をつくりましょう。
(公財)宮城県暴力団追放推進センターと宮城県警察が主催し、宮城県等が後援した「第31回暴力団追放宮城県民大会」が、10月31日(木)、仙台市青葉区の電力ホールで開催されました。その内容を紹介します。
大会は「暴力団のいない安心で安全なまちづくり」を実現するため、県民の総意を結集して暴力団の追放に取り組むことを目的に、県内で暴力団の排除活動に取り組む対策協議会や自治体の関係者等約600人が参加して開催されたもので、(公社)宮城県防犯協会連合会から来賓として岡崎晃専務理事が出席しました。
大会では主催者を代表して、伊藤哲也宮城県副知事(県知事代理)と細田正宮城県警察本部長が挨拶し、続いて、来賓を代表して、八島利美宮城県議会文教警察委員長(県議会議長代理)と橋本啓一仙台市議会議長が祝辞を述べました。
続く表彰では、伊藤副知事と細田警察本部長から暴力追放活動に功労のあった団体と功労者に表彰状及び感謝状が贈られたのち、一般社団法人 生命保険協会宮城県協会の橋本潔事務局長が大会宣言を読み上げました。
その後、龍谷大学矯正・保護総合センター嘱託研究員の廣末登氏が「闇バイトに加入する若者と反社会的集団の実態」と題して特別講演を行い、最後に宮城県警察音楽隊による演奏会で閉会しました。
※ 第31回暴力団追放宮城県民大会の様子
10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されましたが、この運動に合わせ、県内各地区の防犯協会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回は仙台市防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
仙台市防犯協会連合会の仙台中央地区及び若林区防犯協会連合会では、10月18日(金)、仙台市青葉区役所、同若林区役所、宮城県クレジット犯罪対策協議会、仙台中央警察署及び若林警察署と連携し、特殊詐欺やインターネット犯罪の被害抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、関係機関から40人が参加し、JR仙台駅西口ペデストリアンデッキにおいて実施したもので、参加者がのぼり旗を掲出して、仙台駅の利用者や通行人に対し、防犯チラシやグッズを配布しながら「不審電話やメールに対する対応要領」や「インターネット犯罪の被害防止方策」等について注意喚起を行いました。
この取組みは、仙台市防犯協会連合会が例年、全国地域安全運動期間中に実施しているもので、多くの市民がチラシやグッズを受け取ったほか、特殊詐欺被害防止等の呼びかけに耳を傾けるなど、犯罪の抑止効果が期待されたことから、今後も関係者が連携し、継続して取り組んでいくこととしました。
※ 仙台市防犯協会連合会による防犯キャンペーン
10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されましたが、この運動に合わせ、県内各地区の防犯協会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回は気仙沼地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
〇 西地区防犯協会による防犯キャンペーン
気仙沼地区防犯協会連合会の西地区防犯協会では、10月15日(火)、JR東日本気仙沼統括センター及び気仙沼警察署等と連携し、10人が参加して「闇バイトへの加担阻止」や「自転車盗難被害防止」等を目的とした防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、JR気仙沼線の不動の沢駅構内で実施したもので、参加者が同駅を利用する最寄りの気仙沼高校の生徒に対し、防犯チラシやグッズを配布しながら「特殊詐欺犯罪に利用される闇バイトへの加担阻止」や「通学用自転車の盗難被害防止方策」について注意喚起を行いました。
※ 西地区防犯協会による防犯キャンペーン
〇 松岩地区防犯協会による防犯キャンペーン
気仙沼地区防犯協会連合会の松岩防犯協会では、10月16日(水)、気仙沼警察署と連携し、5人が参加して「特殊詐欺被害の抑止」に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、イオン気仙沼店の協力を得て、2ヶ月に一度の年金支給日に合わせて実施したもので、参加者が店舗の入口にのぼり旗を掲げ、利用する高齢者に対し、防犯チラシやグッズを配布しながら「不審電話やメールに対する対応要領」について注意を呼びかけました。
※ 松岩地区防犯協会による防犯キャンペーン
両防犯協会の取組みでは、駅やスーパーマーケットを利用する多くの市民がチラシやグッズを受け取ったほか、闇バイトへの加担阻止や特殊詐欺被害防止の呼びかけに熱心に耳を傾けるなど、犯罪の抑止効果が期待されたことから、今後も関係者が連携し、継続してキャンペーンに取り組んでいくこととしました。
10月11日から20日までの10日間、全国地域安全運動が実施されましたが、この運動に合わせ、県内各地区の防犯協会では、犯罪のない、明るく住みよい社会を実現するため、それぞれが工夫を凝らし、様々な活動を実施しました。
今回は大崎東部地区防犯協会連合会の取組みについて紹介します。
〇 鹿島台地域防犯協会による防犯キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会の鹿島台地域防犯協会では、10月11日(金)、大崎市役所鹿島台総合支所、古川警察署及び大崎市防犯実働隊等と連携し、18人が参加して特殊詐欺被害の抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、JR鹿島台駅とAコープ鹿島台店の協力を得て実施したもので、参加者が横断幕やのぼり旗を掲出して、JR駅やスーパーマーケットの利用者に対し、防犯チラシやグッズを配布しながら「不審電話やメールに対する対応要領」や「通学用自転車の盗難防止方策」について注意喚起を行いました。
※ 鹿島台地域防犯協会による防犯キャンペーン
〇 三本木地域防犯協会による防犯キャンペーン
大崎東部地区防犯協会連合会の三本木地域防犯協会では、10月15日(火)、大崎市役所三本木総合支所、古川警察署及び館山ボランティアの会等と連携し、16人が参加して特殊詐欺被害の抑止に向けた防犯キャンペーンを実施しました。
この日の活動は、JA古川南部支店と三本木郵便局の協力を得て、2ヶ月に一度の年金支給日に合わせて実施したもので、参加者が金融機関を利用する高齢者を重点に、防犯チラシやグッズを配布しながら「不審電話やメールに対する対応要領」について注意を呼びかけたほか、会場に家庭用の電話機に取り付ける特殊詐欺撃退装置を展示し、警察官が機器の使用方法や有効性について説明を行いました。
※ 三本木地域防犯協会による防犯キャンペーン
両防犯協会の取組みでは、金融機関、駅及びスーパーマーケット等を利用する多くの市民がチラシやグッズの配布に応じたほか、特殊詐欺撃退装置を展示した会場では、観衆が説明に熱心に耳を傾けるなど、特殊詐欺被害の抑止効果が期待されたことから、今後も関係者が連携し、継続してキャンペーンに取り組んでいくこととしました。